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外服薬ミノキシジルと外服薬フィナステリドを合わせて使うと効果的なのか?

 今回は、外服薬ミノキシジルと外服薬フィナステリドの効果について話していきたいと思います。

ミノキシジル外服薬と言うとAGA 治療には欠かせない成分として有名ですが外服薬フィナステリドはと言うとどうなのか?という疑問がある方はいるのではありませんでしょうか?

フィナステリドと言うと主に内服薬で使用すいる物という印象が大きい薬です。

日本皮膚科学会が出している男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインにもフィナステリド外服薬ではなく、フィナステリド内服薬が推奨されています。




では、外服薬は効果はないのでしょうか?

そんな疑問を解消してくれるかもしれない研究レポートを見つけたので今回はそれを紹介していきたいと思います。


実験内容

AGA(男性型脱毛症)の18~60歳までの計40人を対象に、フィナステリドとミノキシジルのセットとミノキシジルのみの2通りに分かれて薬の投与1日2回を24週間の期間投与し続けての変化の比較を行いました。

使用したミノキシジル濃度はどちらも3%でフィナステリドは0.25%です。


結果

検証の結果は、24週目に、フィナステリドとミノキシジルの組み合わせた溶液は、毛髪密度、毛髪直径、および全体的な写真評価の改善において、ミノキシジル単体よりも優れていたという結果になりました。

フィナステリドとミノキシジルの組み合わせを使用した患者の約90%は、中程度から著しい改善が見られ血漿(けっしょう)ジヒドロテストステロンレベルに最小限の影響しか及ぼさずに約5%減少したとの事でした。

また、両方のグループの患者からの全身の有害事象(副作用など)はなかったとの事です。



参考資料

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29972712/




この研究レポートを見たところで言うとフィナステリドは、外服薬でも効果が有るという事がわかります。

このフィナステリド外服薬ですが、他にも研究結果が有り、1mgの内服薬よりも頭皮のジヒドロテストステロンの濃度を下げたという研究結果が有ったり、濃度1%の外服薬を使用した研究では、1mgの内服薬と同程度の効果が確認されたという報告も出ています。

残念ながら、今現在、手に入るフィナステリド外服薬は、濃度0.25%の物までで、1%の物は手に入りませんが。

副作用が気になって使用をためらわれている方や、副作用が出てしまい内服薬は使えないという方は、試してみる価値は十分にあるのではないのかと思います。

外服薬の利点とし手は、内服薬と比べても副作用が出にくいという事で効かせたい箇所だけに使用するので、最小限の負担で済まさられるところです。

外服薬0.25%物には、内服薬1mgほどの効果は有りませんが、今回紹介した研究データでは、効果が出たという結果が出ている為、今現在の効果に満足いかない方にはいいのではないのかと思います。



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