LEDに育毛の効果が有るという事を知っていますか!?

育毛と食生活の切っても切れない関係性について!!!

 今回は、髪の毛にいい食品、よくない食品、嗜好品などについていろいろ挙げていきたいと思います。

ただし、普通の食生活や健康状態では、毛髪の成長速度やヘアサイクルは食べ物の影響を受けるものでないことと、食品に良い・悪いは無いという事をはじめに断っておきます。







食べ物と男性型脱毛症の因果関係を証明した研究はありませんが、かたよった食事を続けていたために脱毛量が多くなったり、髪の元気がなくなったりした経験がある人はたくさんいる事と思います。

「医食同源」というように、食べ物を見直したら体調がよくなったことを実感している人も多いことでしょう。

つまり、健康がすべての基本であるという事を頭の中に置き、髪が気になる人は食生活にも気お付け、見直してみてください。

以下に、毛髪のためになるべく取った方がいい栄養成分とそれを多く含む食品をあげておきます。




なるべく摂った方がいい食品


アミノ酸


毛髪はケラチンという硫黄を含んだ硬いたんぱく質から作られています。

そして、このケラチンはアミノ酸から作られています。

その意味では、アミノ酸は毛髪にとっては大切な栄養分であるといえます。

質のいい毛髪を作るためには、いかに質の良いアミノ酸を含むたんぱく質を取り入れるかが大切です。

低栄養や、絶食、ダイエットなどで摂取カロリーが1000キロカロリー以下になると、たんぱく質の不足により1~数か月すると休止期脱毛が起こることがあります。

たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、成人では、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリンの8種類のアミノ酸は、体内で合成できませんので、食事から摂取する必要があり、必須アミノ酸と呼ばれていました。

なお、乳幼児期ではヒスチジンを加えた9種類のアミノ酸が必要とされてきましたが、現在では成人も必要となり9種類となっています。

必須アミノ酸は、どれかが1つでも少ないと、ほかのすべての必須アミノ酸の働きはそれに応じて効果的に動かなくなってしまいます。

食物またはサプリメントで常に摂取しなければならないのです。

食品のアミノ酸の構成を比較して、栄養価を数値で表したものに「アミノ酸スコア」というのがあります。

スコアが100に近いものほどアミノ酸のバランスが良い食品で、一般的に、魚や卵、乳製品はアミノ酸スコアが高いので、これらの食品を積極的に摂取するようにしなければなりません。

毛髪は18種類のアミノ酸で作られています。

中でも最も大切なのが「シスチン」というアミノ酸で、毛髪を丈夫に保つ働きを持っています。

ミスチンを多く含む食品には、牛、豚、鳥などの肉類や、卵、牛乳、ウニ、スジコ、カニ、牡蠣、アワビ、ピーナッツ、大豆、ジャガイモ、納豆、小麦たんぱくなどが挙げられます。

これらの食品は身体を作るためにも大切なもので、いろいろなアミノ酸を含んでいます。

しかし、コレステロールの多いものやアレルギーを起こすものがありますので、これらの中から自分の体質に合っているものを選ぶようにしてください。



ビタミン類


ビタミンもいろいろなものをバランスよくとらなければなりません。

ビタミンは過不足により、様々な影響を及ぼします。

特に美容ビタミンと言われるB2(リボフラビン)が不足すると、毛髪の新陳代謝が悪くなり、ヘアサイクルに異常が出たり、脱毛が起こったするといった動物実験も報告されています。

牛乳、ウナギ、ドジョウ、ズワイガニ、レバー、酵母、チーズ、緑色葉野菜、焼きのり、納豆、魚、卵などに多く含まれています。

ビタミンB6(ピリドキシン)も大切で、皮膚の抵抗力を強くしたり、炎症を防いだり、皮脂の分泌を抑えますが、不足すると脂漏性皮膚炎、湿疹、かぶれ、ふけ、脱毛が起こりやすくなってきます。

このビタミンB6はビール酵母、ヒマワリの種、小麦胚芽、レバー、米ぬか、豆類、クルミ、アボカド、ブロッコリーなどに多く含まれています。



ミネラル(亜鉛、銅)


ミネラルは体内で生成することが不可能で、近年の土壌劣化が招いた食べ物の栄養素の減少により、慢性的に不足傾向にある人が多いといわれています。

かといって、たくさん摂取すればよいかというとそうではなく、ミネラルはもともと体内の構成比としては非常に微量な元素で、その必要量が非常に小さい為、過剰、欠乏の範囲がとても狭く、どちらにも陥りやすい傾向があります。

不足しても過剰であっても人体への悪影響は深刻な問題となってきます。

亜鉛が不足するとたんぱく質分解酵素はうまく働かず、たんぱく質の分解は行われなくなってしまいます。

しかし、髪に良いといわれる亜鉛でも、摂取量やミネラルバランスを無視して摂りすぎると、銅の不足を起こして脱毛が起こることがあります。

亜鉛はたんぱく質や核酸、インシュリンの合成、新陳代謝の角に不可欠なミネラルで、前立腺の働きを正常化し、生殖機能を発達させるのに必要であり、生命維持に必要な多くの酵素の構成要素となっています。

体内の化学反応に必要な酵素は3000以上あるといわれていますが、その中でも亜鉛により活性化される酵素は300以上もあり、とても大切なミネラルです。

特に新しい細胞を作ったり、成長させたりする酵素とかかわりが深く、新陳代謝が激しい組織や細胞ほど亜鉛の不足が出やすくなります。

亜鉛不足になると、舌の表面の味蕾(みらい)の数が減って味がわからなくなったり、傷の治りが遅くなったり、精子の数の減少、円形脱毛症、脱毛などが起こったりします。

亜鉛の必要量は1日で15mgですが25mgの摂取でも不足がみられたという報告もあります。

亜鉛は男性の場合は、前立腺に多く、1回の射精で1~7mg、大量の汗で1~4mg失われるといいますので、亜鉛と銅のバランス(亜鉛8・5:銅1)を取りながら常に補給しておくことが必要です。

ただし亜鉛不足を補おうとしてサプリメントなどで過剰摂取をすると、今後は亜鉛に拮抗している銅や鉄などの不足を起こしてしまいます。

特に銅は過剰、欠乏の範囲が非常に狭く、亜鉛に対して多すぎても少なすぎても不足しても脱毛を起こし、不足は白髪にも関係してきます。

亜鉛の取りすぎで銅とのバランスが崩れると、脱毛が起こってくることもあるのです。

サプリメントの取り方は、なんとなく健康に良さそうだからと、宣伝につられたり、人に勧められたりなどでとるのではなく、毛髪ミネラル分析で現在の自分の身体のバランスがどのようになっているのかを調べたうえでとることが必要になります。

自分では十分に摂っているつもりでも、食事内容や、ポリリン酸やフィチン酸の摂取量、汗の分泌の他、男性の場合は、性行為の頻度など、いろいろな条件により不足していたり、過剰になっていたりすることもあります。

基本的には、サプリメントでとる場合は、毛髪ミネラル分析でチェックしてからにします。

できるだけ食品でとる方がバランスがよく、ほかのミネラルも摂取できます。

亜鉛は牡蠣、タラバガニ、しじみ、ホタテ貝、焼きのり、ココア、カシューナッツ、アーモンド、スイカやカボチャの種、肉類、玄米、ぬか、クルミ、ネギ、大豆、まいたけ、小麦、小麦胚芽、ゴマなどに多く含まれています。




時間などがなくどうしてもサプリメントで済ませたいという方のおすすめ



海藻類


ワカメ、昆布、ヒジキなどの海藻類を摂ると毛が濃くなるといわれていますが、これは海中に漂う海藻が黒髪を連想させるからと言われており、これらの成分がメラニンを作る働きを亢進させる事はありませんし、白髪になるメカニズムに影響を与えるというものでもありません。

もしも海藻類を食べてふさふさの黒髪になるのであれば金髪の人も黒髪になる事になるので、迷信であるといえます。

しかし、海藻にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて、健康に対してはこれらのバランスを整える意味でとても良い食材と言えます。

脱毛には様々な原因があり、栄養バランスを失くした食生活もその一つであり、髪の毛は健康が基本であることから、これから摂る事は無意味ではありません。

漢方では、変質剤に当たり、食していると吹き出物やニキビができなくなり、髪がきれいになるとされています。

またこれらのヌルヌルの粘質物に含まれるフコイダンは、細胞の成長を促す肝細胞増殖因子のHGFを増やすことから育毛にも良いとされています。

毛髪、爪、皮膚、歯の健康を増進するヨード(ヨウ素)が含まれているからよいともいわれています。

しかし、日本人は普通の食事をしていればヨードは十分に摂取されています。

ですから医師の指示がない限り、サプリメントなどで摂ることはすすめられません。




なるべく制限した方がよい食品



塩分=ナトリウムに注意


体内に塩分(ナトリウム)が過剰になると組織の機能障害を起こし、脱毛量を増やしたり高血圧や動脈硬化の原因になったりしています。

米国では塩分を制限しただけで抜け毛の数がぐんと減ったという報告もあります。

調味料に酢、ビネガー、レモンなどを利用する、カリウムの多い海藻類、野菜などを多めに摂るなどで塩分を減らすことができます。

また減塩醤油、減塩みそなどを活用して、食塩にして1日に成人男性は8.0g未満、女性は7.0g未満に減らすようにすることが望ましいです。



香辛料・嗜好品


唐辛子、七味、ワサビ、カレー、コーヒーなどは摂りすぎると皮脂の分泌が多くなったり、胃腸障害を起こしやすくなったり、ふけが多くなったりして、毛髪の成長を妨げてしまいます。

コーヒーの主成分のカフェインは中核神経に直接働きかけ、思考をはっきりさせたり、疲労が和らぐ感じにさせたり、肝臓を刺激して蓄積された糖を排出させたりするほか、利尿、強心作用があるので、適度に飲むことは差支えありません。

しかし飲みすぎると、神経を興奮状態にしたり、蓄積された糖分を排出させることにより内分泌系大きなストレスを与えたり、各種ビタミンの働きを失われたりします。

これらが直接すぐに脱毛に関係してくるというより、常に大量のカフェインを摂取することにより交感神経が刺激され続けると、毛細血管、やがては皮膚の働きが悪くなり、その結果として脱毛に関係してくると考えた方がよいでしょう。

プラスに働く考え方として、ドイツのイエナ大学のピーター・エルスナー教授は、コーヒーはテストステロンの作用を抑える事ができるので、若いうちにカフェインを含む頭髪剤を塗るトリートメントを進めています。

直接飲んで効果を上げるには「1日60~80杯のコーヒー」が必要とあります。

いずれにしてもコーヒーはせいぜいアメリカンで2~3杯くらいまでとし、胃を荒らさないためにも飲みすぎには注意した方がよいようです。

カフェインを直接頭皮に塗りテストステロンを抑える予防法として、シャンプーをコーヒーで泡立てる「コーヒーシャンプー」も開発されているそうです。




アルコール


適量のアルコールは血管を拡張し、血行を盛んにする働きがあり、ストレス解消にもなり、毛髪や皮膚に悪影響を与える心配はありません。

とはいえ、度が過ぎた飲酒は、ビタミンB1の消費を高め、毛髪の生育を妨げてしまいます。

お酒を飲むときは、特にビタミンB1を多く含んでいるおつまみを食べるように工夫しましょう。




タバコ 髪の毛よりもがんが心配


タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血液循環を悪化させます。

また、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合し、酸素運搬能力を低下させ、全体的な酸欠状態を引き起こしてしまいます。

さらにタバコを1本吸うとビタミンCを25mgも消耗してしまいますので、たくさん吸う人はビタミンCを補給しないと毛細血管が弱ってしまいます。

これらの事からも毛髪の発育や健康面には悪影響を与えていることがうかがえます。

喫煙と男性ホルモンの関係を調べた米ハーバード大学公衆衛生学部の調査によると、喫煙がアンドロステンジオン、テストステロンやジヒドロテストステロンなどの、ほとんどすべての主要な男性ホルモンを増加させると分かったといいます。

喫煙することにより脱毛をより促進したり、脱毛量を増加させたりする危険性があることを調査結果は示しています。

特にジヒドロテストステロンの増加は脱毛量を増やし脱毛のスピードを加速させることから、関係ないという事にはなりません。

だからと言って、禁煙すれば薄毛や脱毛が治るという事にはなりません。

ヘビースモーカーは皮膚の水分量が少なくなる為、潤いがなくなり、肌はカサカサして張りもなくなり、肌荒れが起こったり、ふけが多くなってきたりする事があります。

皮膚の状態が悪化することは脱毛にも影響し、抜け毛も多くなってくるのです。



脂っこいもの 脂肪の取りすぎに


適量であれば問題ないのですが、脂っこいものの取りすぎは、血液循環が悪くなり、毛髪の成長に必要な栄養の補給を妨害するだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの原因になってしまいます。

毛穴のギトギト感も増すようになり、脂っぽいふけが毛穴をふさぎます。

その状態でシャンプーを怠っていると雑菌が増殖し、脂漏性皮膚炎に発展して、脂漏性脱毛症を引き起こしやすくなります。

この場合は皮脂の成分が毛の発育を阻害しているのではなく、皮膚炎の悪化により病巣の毛が一時的に抜けているのです。



甘いもの 甘い誘惑が皮脂を増やすことに


甘いものを摂りすぎると皮脂の分泌が増し、ニキビやふけの発生を促したり、体内で中性脂肪に変化して肥満の原因になったり、骨や歯を弱くして、自律神経の失調を起こしたりすることもあります。

なるべく控えた方が健康のため、髪のためよいのですが、人生は息抜きが必要なように、食生活においても甘いものは変化を生んでくれます。

あまり神経質にならずに、摂りすぎに注意して食事を楽しんでください。



毛髪ミネラル分析で健康をチェック


人間の身体は約60兆個の細胞からできているといわれています。

この細胞を形成して生きていくためには、毎日食べ物を摂取しなければなりませんが、この毎日摂取する食品の種類や質、量、食べ方により健康状態は左右されます。

私たちは普通の食事をしているだけで毎日60~70種類もの食品添加物を摂っていると報告されています。

さらに、魚介類中の水銀やカドミウム、果物や穀類中のヒ素や水銀、飲料水中の塩素や自動車の排ガス中の鉛、各種薬品や放射性物質などの有害物質も、いつの間にか体内に入ってきます。

これらが徐々に蓄積され、知らず知らずのうちに初期の中毒症状にかかったり、健康被害などの悪影響を受けたりしている人も多くなっているのです。

その一方で野菜や穀類、魚介類などの自然の食材にもともと含まれていたミネラル類は失われ、日本人の多くが潜在的なミネラル不足やアンバランスになっているとされています。

これらの体内のミネラルの状態を調べ、健康チェック、毛髪チェックに役立てる事ができるのがICPーMS(誘導結合プラズマ質量分析装置)による毛髪ミネラル分析です。

わずか0.2gの毛髪で100兆分の1まで測定することができて、これは25mプール満杯の水の中にゴマ粒1つを沈めたものを検出するくらいの制度で分析されます。

生命が維持する仕組みは、細胞が十分に機能しているか否かによります。

その活動には酵素が関係し、酵素の働きにより新しい細胞や組織を作ったり、代謝を行ったり、活性酸素を除去したりしています。

この大切な酵素の働きを有害ミネラルが妨害するため、身体は十分に機能することができなくなってしまうのです。

「水銀=水俣病」のように、有害ミネラルを公害病の原因となる環境汚染物質と考え、それらを排出している施設がなければ汚染の心配はないと思うかもしれません。

しかし、私たち日本人は魚をよく食べるので、汚染された海で育った魚介類を食べていると、次第に水銀が蓄積されるようになってきます。

水銀は亜鉛を含む酵素と結びつきやすく、その酵素の働きを妨げてしまいます。

亜鉛は体内の代謝や活動にかかわる酵素が活性化するのに不可欠なミネラルで、約300種類もの酵素に関与し、たんぱく質の合成、免疫システム、インシュリンをはじめとするホルモンの分泌などを助けたり、老化やがんの原因として考えられている活性酸素を抑制する酵素を活性化したりしています。

水銀によって亜鉛を含む酵素の働きが妨害されると、味覚異常、動脈硬化、前立腺肥大、脱毛などが起こったり、傷の治りや爪の伸びが遅くなったり、免疫力が低下してウイルスなどに感染しやすくなったりするほか、神経に障害が起こりやすくなってしまいます。

また水銀によってセレニウム(エレン)やアミノ酸、ビタミンCなどが消耗され、健康レベルが低下したり、セレニウム不足からがんや心臓病、動脈硬化、免疫力の低下、性機能の衰えなどが起こりやすくなったりしています。

セレニウムは燻製にしん、小麦胚芽、リンゴ酢、ホタテ貝、カニ、ワカサギ、ゴマなどの食品に多く含まれています。

健康な人が病気になるまでの過程では、60兆個の細胞レベルで生化学的なアンバランスが生じ、身体を構成している組織、器官に変化が起こり、それによって自覚症状が感じられるようになり、やがていろいろな徴候が現れ、発病に至るという順序で進んでいきます。

私たちが一般に病院などで臨床検査を受けるのは、あくまで徴候が現れているのかどうかのチェックであり、病気を予防するための人間ドックでさえも、器官の変化のチェックのレベルであるといわれます。

毛髪ミネラル分析は細胞レベルのミネラルバランスの変化をチェックできるもので、血液検査の10倍から100倍も速く異常を察知することができるのです。




亜鉛が多くても少なくても脱毛になりやすい


私たちの身体はもとを正せばいろいろな元素の集合体で、ほとんどが酸素、炭素、水素、窒素の4つで構成されており、これらが全体重の96.7%を占めています。

水分やたんぱく質、脂肪、糖分、ビタミンなどもこれらの4つから成り立っています。

しかし実は、人間の生命活動にとってこれら以上に重要なのが、残り3.3%を占めている50種類以上のミネラルなのです。

亜鉛が不足の場合は脱毛が起こるといいましたが、逆に、亜鉛を過剰摂取すると銅や鉄の不足が起こり、そのため脱毛が起こってくる事があります。

また、他のミネラルとのバランスが崩れるといろいろな不調が起こってきます。

亜鉛と銅は8.5対1の割合で摂る事が最も良いです。

このバランスが崩れ、亜鉛>銅になった場合(亜鉛の取りすぎか銅の不足の場合)、は貧血

症になりやすく、逆に銅>亜鉛の場合は、変形性腰椎症、動脈硬化、低血糖、頻尿、精神障害、不妊、前立腺肥大、傷が治りにくくなるなどの症状が起こってくることがあります。

自然な食品で銅と亜鉛のバランスが取れているのは牡蠣です。

とくに貧血状態になっていれば、一般に、銅は食事から摂れている場合が多いので、牡蠣、ナッツ類、クルミ、牛レバー、そば、エビ、オリーブオイル、ハマグリ、ホタルイカ、ニンジンなどで摂り、亜鉛はサプリメントで摂る方法でもいいです。




現代の医学は治療から予防の時代に進んでいるといわれています。

予防のためには病変の起因をいち早く察知したり、摂取したいろいろな栄養素の行方を定期的にチェックしたりして健康管理をすることが必要なのです。




白髪を防ぐにはビタミン類が効く


ここで少しだけ、白髪予防にも触れていきたいと思います。

日本の白髪人口は、40歳以上で約5000万人と推定されており、白髪の発生は一般に男性では30歳前後、女性では35歳前後より始まり、白髪が頭髪の50%になるのは55歳前後と言われております。

ただし頭髪の状態は個人差が激しく、もっと若い時から発生している人もいる事から、必ずしも一様ではありません。

また白髪が発生したからと言って、体までも老化しているわけではありません。

普通はメラニン色素を含んだ細胞がそのまま押し上げられて皮質を作るので、毛は黒く見えるのですが、メラニン色素が供給されなくなると白髪になっていきます。

現在、白髪が発生する原因として説としては、色素幹細胞は自己を複製しながら、色素を作る細胞(メラノサイト)も生み出しているが、DNAの損傷を修復できないと自己性性機能が失われ、幹細胞がすべて分化してしまい、枯褐するからというように考えられています。

毛髪をはじめ皮膚や内臓器官まで身体の至るところにメラニン色素はありますが、毛髪、皮膚、瞳孔など皮膚表面に含まれるメラニン色素は、私たちの身体を紫外線の害から守るために作られています。

赤道直下に住む人種は、紫外線の害が強い環境に暮らしている為、髪は縮れ、黒色であり、北欧などの太陽光線の弱いところに住む人種はメラニン色素が少なく、髪は直毛やウェーブ毛で、明るい金髪になっています。

この大切なメラニン色素が、なぜ加齢するにつれて供給されなくなり、白髪が増加するのでしょうか。

白髪になるメカニズムはわかっていても、なぜ白髪になる必要があるのかなどの根本原因は、まだはっきりとわかりません。

急激に白髪が増えたり、頭髪の一部に固まって発生するような場合、慢性胃腸疾患、マラリア、貧血症、甲状腺疾患、脳下垂体の機能低下症、尋常性白斑、円形脱毛症などの病気が隠れていることもありますので、遺伝的体質や加齢以外の場合は注意が必要です。

人体の老化とともに新陳代謝機能は鈍くなり、酵素の働きも衰え、ビタミンやミネラル、たんぱく質、炭水化物、脂肪など、人体の維持に必要な栄養素の吸収能力が低下してきますので、これらを補給してメラノサイトを活発にしてやればよいという事になります。

白髪を防ぐビタミン類としては、主としてパントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、パラアミノ安息香酸などがよいといわれています。

これらはレバー、無性製の殻類、小麦胚芽、ビール酵母、ふすまなどに多く含まれています。

このパラアミノ安息香酸と葉酸(濃緑色野菜、ニンジン、レバー、卵黄、あんず、カボチャ、アボカドなど)を組み合わせて摂る事で、白髪になりかかった髪を元の自然な色に戻せたという人もいます。

動物実験ではその働きが確かめられています。

ミネラルでは、毛髪ミネラル分析によると、銅やカルシウム、セレニウムなどが含まれている食品を摂るとよいとされています。

漢方では、タデ科ツルドクダミの塊根の「何首鳥」が、安心して長期連用できるおだやかな生薬として用いられます。

これは唐の時代に何田児という人が煎じて飲み続けたことにより、110歳になっても頭髪が黒々していたという事に由来しています。

前出の西村教授によると、毛根で「17型コラーゲン」というたんぱく質が不足すると、脱毛と白髪の両方の原因となる事を、マウスの研究で突き止め、「頭皮でこのコラーゲンが作られるような薬を開発すれば、一部の脱毛や白髪を治療できる可能性がある」としています。



「予防」こそがハゲを防ぐ最善の策


普段から食事や生活状況などに注意していれば、育毛剤などを使用していなくても予防になりますので、おススメです。

不幸にして髪が薄くなり出したり、突然脱毛が始まった時は、現在の状態を正しく知ったうえで、それぞれの脱毛の原因や要因を少しでも取り除くことが最も大切です。

毎日の食事に気お付けて健康を維持し、普段の生活や手入れなどに記憶張り、精神面を安定させ、適切なアドバイスを受けて実行していれば、ハゲの進行をかなり食い止める事が出来、はげ始める年齢を遅らせることも不可能ではありません。

場合によっては髪が生えてきたり、よみがえってきたりする事さえもあります。

しかし、気になりだすと、予防の事は頭の中からなくなり、自己流であれこれ試し、中には根拠のない迷信にまで、とにかくハゲに効くと聞けば手あたり次第に、わらにもすがる思いで試してしまう人が多いのが実情です。

かの有名な大富豪だったアリ・カーンは、数億円ものお金を使い、自家用ヨットで7つの海を駆け巡り、はげの特効薬を探し求めました。

しかし、不老不死の薬を見つける事が出来なかったように、はげの特効薬も見つける事ができませんでした。

その昔、はげの特効薬という毛生え薬の広告に、信じられないような効き目があるという大げさなものがありました。

ここまで誇大広告されると、本当に効き目があるのではないのかという気がしますが、現在では育毛剤・発毛剤のメーカーは医薬品医療機器等法などの規制が厳しい為、決められた範囲内で宣伝しているのがほとんどです。

それでもインターネットなどにはセンセーショナルなタイトルで宣伝を繰り広げているところや、雑誌などでもすべてのはげに髪が生えてくるかのような黒髪復活のエピソードを記事れ取り上げ、期待を持たせるようなものもあります。

しかし今のところ全てのはげに効く特効薬や特攻法というものはありません。

それでは現在売られている育毛剤や発毛剤はダメなのかというと、そうではありません。

風邪薬に特効薬がないのに風邪が治るのと同じように、自分の体質、症状に合ったものを選び、正しい使い方と養生をすれば、かなりの効果があることも事実です。

そして黒髪が黒髪が復活していることも事実です。



育毛剤と発毛剤はどちらを使えばいいのか?違いについても説明!!



ただし、中には再生が望めないようなはげがあるわけですので、がんや風邪などと並んで現代の科学では、すべてのはげを自分の髪で解決するのはまだできないというのが現状なのです。

しかし、自毛植毛をするとほぼ確実に生えてきますし、完全な実用化にはまだなっていませんが、培養、再生技術などの有効な方法も出始めています。

ヘアスタイルの工夫などで自分の髪で解決できないような場合は、かつらや結着式増毛法、ふりかけ式増毛法などで、はげの状態に見えないようにする技術も進んでいますので、活用できます。

どうしてもという人はこれらの手軽な方法を試みるのも一策です。

しかし何といっても、自分で出来る日々の予防が、一番大切なことなのです。



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